（株）商船三井は、中国主要鉄鋼会社の一つである馬鞍山鋼鉄(MaanshanIron&SteelCo. Ltd；本社：安徽省馬鞍山市)との間で、長期輸送契約を締結した。
馬鞍山鋼鉄は、1953年設立。宝山鋼鉄、鞍山鋼鉄などとならび中国を代表する大手鉄鋼メーカーで、2002年の実績では、年間粗鋼生産量538万トン、年間鉄鉱石輸入量（ブラジル・豪州などから）は、約600万トン。2003年9月末に新規高炉を立ち上げた。
これがフル稼働に入ると、生産量及び鉄鉱石輸入量もそれぞれ年間800万トンまで拡大される見通しで、中国の製鉄企業のなかで五指に入る生産規模に達することが予想されている。
商船三井は、伸張著しい中国製鉄業への資源輸送を積極的に推し進め、すでに中国最大の鉄鋼グループ宝山鋼鉄（本社：上海）との間で、複数の長期輸送契約を締結している。
今回の長期輸送契約締結も、資源エネルギー輸送分野への経営資源投入と海外ビジネス強化という経営戦略推進の一環で、今後も国内外を問わず幅広い顧客ニーズに応え、安定的かつ高品質な資源輸送サービスを提供する。
契約概要
契約期間：2005年1月1日以降10年間
貨物：鉄鉱石
使用船型：大型ばら積船（ケープサイズ型）
積地/揚地：ブラジル鉄鉱石積港／上海地区及び青島等の鉱石揚港
輸送数量：年間約50万トン
