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日本農業IT化協会/携帯電話でのトレーサビリティシステム開発開始

2004年03月17日/未分類

日本農業IT化協会は、FOMA900iシリーズなど携帯電話の高性能化に対応し、実用性の高い農産物トレーサビリティシステムAFAMAの新バージョンAFAMAバージョン2.6(Versio2.6standaloneandcomplex)の開発に着手した。

このシステムは、2002年から独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構の中央農業総合研究センターとの共同研究により開発した携帯電話を利用した生産履歴管理システム(AFAMA:ApplicationForAgriculturalMythologicalAnalysis:アファマ)の技術を基盤に、中山間地の牧場、盆地の田畑、菌茸栽培の屋内、栽培漁場の現場など携帯電話パケット通信圏外の環境でも、作業者は携帯電話を使って現場にいながら簡単な操作で生産履歴データを入力できる技術で、流通や加工を含め、これら一次産品に関係する広範囲な分野への普及が期待される。

従来までの日本農業IT化協会の携帯電話のシステムでは、パケット通信網を介しながら、生産履歴を入力するものだったが、ここに独自のデータ技術研究を加えて、パケット通信網から離れた或いは電波状況が良くない環境でも、携帯電話内の独自アプリケーションだけで入力可能とし、通信可能な環境に戻れば出荷データなどをネットワークでやり取り可能になるという一次産業での“どこでもコンピューティング”への一歩となる。

日本農業IT化協会ではこのAFAMAVersion2.6からを「ユビキタスシリーズ」として位置付け、2004年から各種機器向けアプリケーションを発表する予定で、同Version2.6は、地方自治体や農業試験場などと実証試験モニターを行い、7月に正式リリーズする予定。

システムの概要

・携帯電話による生産履歴管理システム
携帯電話を活用して、生産者が現場で作業をしながら簡便な操作で作業記録等の入力や閲覧を可能とする生産履歴管理システムを開発し、2002年7月より日本農業IT化協会で実用化版を運用している。

同システムはインターネット上のサービスとして提供しており、ユーザ(生産者)側で特別なソフトウェアは必要なく、携帯電話を使って現場にいながら比較的簡単な操作で、栽培、飼育作業や使用資材(農薬・肥料・動物薬・飼料等)といった生産履歴データの入力ができる。

システムを利用する際は最初にユーザ登録を行ってもらい、各自の状況に合わせて作目や圃場等の基本データのほか、作付け、作業内容、使用資材等の栽培計画を入力しておく。

ユーザはインターネットに接続可能な携帯電話あるいはパソコンでシステムにアクセスすると、メニュー選択形式で作業記録の入力を行うことができる。

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