NECは、中国の2.5世代/モバイルインターネット市場に、ハイエンド機種を中核として、よりバリエーションに富んだ商品展開の加速を図り、2004年は中国市場向けに20機種以上投入する。
中国は、携帯電話の累計加入者数が2億7千万を突破し世界最大の携帯電話市場になっており、NECのモバイル分野における優位性を発揮できる最重要地域となっている。
NECでは、昨年11月に中国大手デザインハウスのTechfaithグループと合弁開発設計会社「STEPTechnologies」を設立するなど、中国のパートナーと連携した技術・製品開発、グローバルサプライチェーンマネジメント、顧客満足推進の体制をこの1年で整えてきた。
NECは、「中国モバイルターミナル事業推進本部」を設置した。
同部門は、従来の中国向け商品企画・開発機能を拡大し、中国・日本と他地域の連携によるグローバルSCM・技術開発体制を統括し、より一体化した運営を行う拠点とした。
現地化や商品ラインアップの強化によるブランド戦略の推進をはかるとともに、先行技術開発やサービスに適した端末の開発などにおける携帯電話事業者との連携を密接に行っていく。
NECは、3G携帯電話分野で、2005年には全世界で15％のシェアを獲得することを目標としており、世界のトップ3を目指しているが、中国市場においてもトップグループを目指す。
