森永乳業（株）は、兵庫県神戸市灘区に、21世紀を担う西日本地区での最新鋭の基幹工場として、「森永乳業神戸工場(仮称)」を建設する。
同工場は、新ジャンルとして定着させた「カップ飲料」、健康志向の高まりの中、幼児から高齢者まで購買層が一層広がっている「ヨーグルト商品群」、今後ますます社会的ニーズが高まっていき大市場に発展する「高齢者向け新商品」や「臨床栄養食品」など、画期的な高品質の新商品群を技術の粋を集めて効率よく生産する工場。
また、同工場は、西日本地区での「市乳・チルド商品物流センター」としても位置付けており、あわせて物流機能の集約、強化を図る。
工場の特長
・長年にわたるミルクの研究成果を集め、また、最新鋭の技術、設備を導入して、画期的な高品質の新商品群を効率的に生産する。
・西日本地区での基幹工場とするとともに、西日本地区での重要な物流拠点として位置付ける。
・省資源、省エネルギー、ゼロエミッション、温暖化防止など地球環境に配慮した工場とする。
・神戸市民の方々にも親しまれるよう工場緑化を推進し、また、工場見学コースを設置して神戸の皆様とのコミュニケーションを深める。
建設予定地
・建設予定地である神戸市灘区摩耶ふ頭は、神戸市市街地や東部新都心（HAT神戸）にほど近い神戸港内にある。
・阪神高速3号神戸線「摩耶ランプ」と阪神高速5号湾岸線に連絡するハーバーハイウェイ「摩耶ランプ」に近く、大阪へ20分など物流拠点としても好条件の位置にある。
・摩耶ふ頭から国内海上輸送ができ、また将来海外との海上輸送にも発展できるなど、みなと神戸としての利便性を充分に生かせる立地。
工場の概要
工場名：森永乳業神戸工場（仮称）
所在地：兵庫県神戸市灘区摩耶ふ頭1番
敷地面積95，288m2
延床面積43，975m2
土地利用方法：神戸市との賃貸借契約
着工予定2004年12月
操業開始予定2006年春
主な生産予定品目：カップ飲料商品群、ヨーグルト商品群、臨床栄養食品、高齢者向けの新商品など
年間出荷額予定：当面200億円、将来500億円規模
出荷エリア：関西、中国、四国、九州を主とし、全国
関連総雇用人員：当面220名、将来500～600名規模
設備内容：生産棟、事務棟、物流センター
総投資額：約170億円
