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センコー/中期経営計画を策定

2004年03月28日/未分類

センコー(株)は、グループ総体の企業価値を向上し、顧客の生産・流通の最適化に貢献していくため、「創造的ロジスティクスへの挑戦」を共有する価値観とした中期経営計画を策定し、平成16年4月からスタートする。

■中期経営計画の概要
(1)計画期間:平成16年度~平成18年度(平成16年4月から平成19年3月まで)の3ヵ年
(2)中期経営方針:「企業物流のSCM構築を通じ、お客様と社会に貢献する」

今後、独自性・優位性を追求し、「より高い安全・品質」と「より効率的なコスト」の物流・情報サービスを提供する中、顧客の物流業務を深く、全般的に引き受け、顧客の生産・流通の最適化を、グループをあげて支援する。

事業運営においては、CSR活動を強化し、顧客と社会からの信頼を高める。

(3)中期経営戦略
①SCM展開を軸にした売上拡大
②将来の収益の柱を成す、成長分野の育成
③財務・収益体質の強化
④CSR活動の強化

中期経営戦略の要点
①SCM展開を軸にした売上拡大について
独自性・優位性を保持している住宅物流事業、石化・樹脂物流事業並びに、近年、二桁伸長を続けてきた「量販・小売物流事業」と今後成長が見込める「医療・医薬物流事業」を併せ、『流通ロジスティクス事業』と位置付け、この3本柱を、さらに深耕・拡大する。

その際、当社の強みである全国展開力、情報と物流を一体化したベストパートナーシステムを、さらに充実、高度化させ、システム物流の拡大を図る。

②将来の収益の柱を成す、成長分野の育成について
3本柱のSCM展開を図る中で、新たな取り組み、ビジネスモデルを水平展開し、事業の育成、強化を図る。

具体的には、医療・医薬物流分野の拡大、要冷・低温物流への参入、中国を中心とした海外事業の強化、人材派遣事業などの育成を図る。

③財務・収益体質の強化について
グループ総体の企業力の向上に向け、人事賃金制度改革のグループ展開、並びにグループ総体の生産管理の強化に取り組む。
財務面では、特に、自己資本の充実を図る。

④CSR活動の強化について
コンプライアンス、安全・品質水準の向上、環境保全など、グループ内の指導・推進体制を強化し、社会の一員としての企業責任を徹底する。

事業戦略の要点
①流通ロジスティクス事業
量販・小売物流事業分野では、チェーンストアの各業態(ホームセンター,ドラッグストア,GMSなど)ごとの差別化商品の開発・投入、要冷・低温物流への参入、小売・ベンダー双方の効率化に貢献できる商流系ソリューションの開発・導入など。

医療・医薬物流事業分野では、医療機器、介護用品物流の展開、医業流通全体を包括するネットワークシステムの開発など、流通分野の3PL事業者として、国内トップの地位を目指す。

流通ロジスティクス事業の売上は、3ヵ年で140億円増、平成15年度対比、1.5倍を目標とし、成長戦略をとります。

②住宅物流事業
住宅物流のトップ企業として、資材調達から施工現場へのJIT配送並びに、施工現場のゼロエミッションヘの対応、各住宅メーカーが注力しているリフォーム・エクステリア物流領域の拡大など、住宅建設のSCM展開を行い、業界全体の物流共同化の動きに対応する。

③石化・樹脂物流事業
保有する全国展開力、多様な輸送システム・モードを活かす中、資材調達から、受注代行、ユーザー配送まで、顧客の海外進出への対応を含め、SCM展開を行い、汎用樹脂輸送における国内トップシェアの保持、並びに潤滑油輸送のトップシェア企業を目指す。

④海外・モーダルシフト事業
主要顧客の海外進出、量販・小売企業の海外仕入れからの一貫物流対応、環境対策ニーズへ向けたモーダルシフト化の対応に向け、中国を中心とした海外現地物流基盤の充実と、海外・国内の一貫輸送体制の強化、拡大を図る。
また、国内と同等水準の物流提供を支援するため、物流情報システムのグローバル化対応を進める。

⑤グループ新事業
グループの特質を活かす中、物流に特化した人材派遣事業の展開、住宅物流事業戦略と連携した引越事業の強化、電子購買システム並びに建物メンテナンス管理の外販化を主体とした商事事業の拡大など、グループ総体の売上拡大を行う。

設備投資について
上記事業戦略の推進のため、設備投資は、維持更新並びに戦略投資を合わせ、3ヵ年で、250億円を予定している。
●拠点勢力は、保管型からスルー型への倉庫構成の転換、生産拠点拡充など、物流センターの保管能力を100万平方メートル体制から、120万平方メートル体制へ増強する。

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