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フォルクスワーゲン/SAPの導入で生産性と収益性向上

2004年04月01日/未分類

SAPAG(以下:SAP)は、世界有数の自動車メーカーであるフォルクスワーゲン・グループ(VolkswagenGroup)がSAPRforAutomotiveソリューション・ポートフォリオを活用し、設計や開発、生産、アフターセールスなど同社のビジネスプロセスに世界規模で変革をもたらしていると発表した。

SAP導入の一環として、同社はmySAPプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(mySAPPLM)をベースとした自動車業界初となるシステムを導入した。

TI-Syncroと呼ばれるこの電子部品表(BOM)システムによって、フォルクスワーゲンは設計・開発と生産業務の大幅なコスト削減を実現している。

さらに、SAPソリューションは生産、財務、物流といったプロセスをシームレスに連係させることで、完成車組立業務の透明性と効率性を向上させている。

また、mySAPカスタマ・リレーションシップ・マネジメント(mySAPCRM)は、欧州のフォルクスワーゲン(VW)ディーラー・ネットワークにおける予備部品の調達と共同作業の合理化を実現している。

今回のTI-Syncroシステムの導入は、フォルクスワーゲン・グループとSAPによる2年間の共同開発プロジェクトのたま物で、フォルクスワーゲンの長年の戦略的ビジョンを具現化したもの。

1990年代中頃、同社は部品表の信頼性とアクセシビリティの向上を目的として、統合システムの開発計画をスタートさせ、こうした部品表には、1車種だけで数万個の部品と、それらの関連部品が含まれており、設計・開発、生産、サービスのすべてのプロセスにおいてデータ構造が一元化されている。

SAPへの投資を拡大するにあたり、フォルクスワーゲンは統合ソリューションの開発の基盤としてmySAPPLMを選択し、この統合ソリューションによって、10を超えるレガシーシステムが不要になる。

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