NECエレクトロニクス(株)と山形日本電気(株)(以下:NEC山形)は、NEC山形の本社工場敷地内に半導体の工場棟を建設する。
新工場棟は、300ミリラインを構築中の工場棟に隣接して建設されるもので、建屋面積は約11,500平方メートルで、この工場棟に300ミリメートルウエハー処理ラインを導入する場合、最大月産約1万枚の処理が可能な工場となる。
新工場棟の着工は2004年5月、竣工は2004年12月、建設費はクリーンルーム構築費用を除き約50億円を予定している。
NECエレクトロニクスおよびNEC山形の両社は昨年暮れより、NEC山形の既存工場内に直径300ミリメートルのウエハー4,000枚/月を処理可能な生産ラインの構築を進めており、今回の施策はさらなる需要増に柔軟に対応するため、現在構築中のラインを拡張する形でラインの増設が可能な新工場棟を隣接地に連結して建設するもの。