(株)セブン‐イレブン・ジャパンの子会社であるセブン‐イレブン北京有限会社は4月15日、中華人民共和国北京市内に、中国における中外合弁会社によるコンビニエンスストア(以下CVS)チェーンとして初めて、北京市内第1号店となる「セブン‐イレブン東直門店」を開店する。
北京市内ではこの1店舗を含め5月末までに5店舗の開店を予定しており、その後北京市を中心にドミナント出店(高密度集中出店)を行い、順次出店エリアを拡大する。
流通近代化と雇用の維持・創造をその重要施策の一つとしている中華人民共和国政府と北京市政府より最先端のCVS経営システムの導入を強く要請され、セブン‐イレブン・ジャパンは中方パートナーである北京首聯商業集団有限公司、中国糖業酒類集団公司と共に、2002年1月より中国への出店を準備してきた。
2003年12月22日には中華人民共和国商務部より正式批准され、日本企業による外資系CVSとしては初めての中央政府認可案件として、合弁会社「セブン‐イレブン北京有限会社」を1月2日に設立していた。
同時にライセンサーである米国7-Eleven Inc.とエリア・ライセンス契約を結び、2004年春の北京市内でのセブン‐イレブン出店を目指していた。
北京出店は、一定地域に集中した出店を行なうことにより、認知度の向上と利便性を提供することを目的としている。
そのために、中国のマーケットに合った店づくりはもとより、中国が現在抱えている流通近代化と高度化、技術革新や雇用の維持・創造など、経済・社会の諸問題解決の一助となるよう、合弁パートナーとともに取組んでいく。
また、日本のセブン‐イレブンが30年に亘り培ってきた弁当・おにぎり・惣菜などのファスト・フードを中心としたオリジナル商品の開発ノウハウや、顧客のニーズを製造・配送・販売に連動させるノウハウ、あるいはコンピュータシステムなどの基本ノウハウを中国の既存インフラを活用する。
アウトソーシングによって、中国マーケットに合う形で積極的に導入するとともに、イトーヨーカドーグループの基本的な考え方を共有し、単品管理、ドミナント出店、チーム・マーチャンダイジングなどの戦略を導入することで、事業の標準化、合理化を図っていく。
店舗概要
オープン日時:2004年4月15日(木)〔午前7時〕
オープン店舗:セブン‐イレブン東直門店北京市東城区東直門内大街5号
店舗規模:店舗面積187㎡
商品アイテム数:約2 000アイテム
営業時間24時間営業
セブン‐イレブン北京有限会社の概要
会社名:セブン‐イレブン北京有限会社
(英語表記:SEVEN-ELEVEN(BEIJING)CO. LTD.)
本社所在地:北京市東城区東直門内大街5号
董事長萬歳教公(株式会社セブン‐イレブン・ジャパン
専務取締役専務執行役員総務本部長兼中国室長)
総投資額7 000万USドル
登録資本金3 500万USドル
(出資比率)㈱セブン‐イレブン・ジャパン65%
北京首聯商業集団有限公司25%
中国糖業酒類集団公司10%
ライセンスライセンサー7-Eleven Inc.
エリア北京市、天津市及び河北省周辺地域
設立日2004年1月2日