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コープこうべ/「魚崎浜要冷集配センター」竣工

2004年05月16日/未分類

コープこうべと(株)菱食が、共同で開発を進めてきた「魚崎浜要冷集配センター」が、竣工した。

「魚崎浜要冷集配センター」は、コープこうべの協同購入事業である「協同購入」や「戸別配達」で届ける生鮮食品(要冷品)の品質管理や鮮度の飛躍的な向上を目指す物流拠点で、この6月から本格稼動する。

センター運営は、(株)菱食に業務委託し、従来の2ヶ所(深江、玉津)に分散していた要冷センターを魚崎浜1カ所に集約することで、物流の効率化をはかる。

同時に、冷凍、冷蔵、常温に加え、野菜や果物、パン等の保管に適した温度(15℃~18℃)で流通させる「中間温度帯」を新たに設けたほか、農産加工場を併設する等により、品質管理や鮮度の大幅な向上を実現する、最新鋭の物流センター。

コープこうべの協同購入事業を支える主要な物流施設は、1986年開設の深江集配センターと玉津集配センターで、稼動後18年が経過するなかで、組合員のライフスタイルの変化やニーズの多様化、競争の激化がすすみました。

このため、決められた曜日、時間、場所に商品を配達する協同購入(グループ)利用組合員が減少し、留守でも対応できる戸別配達利用組合員が増加するという変化の中で、現状のセンター機能だけでは、変化する組合員の期待や満足の向上を十分はかることができず、今後の無店舗事業の強化・拡大に対応できないと判断した。

このため、協同購入事業の位置付けを「店舗での買い物を補完する」から「食を中心とした日常のくらし全般を支える」へと転換し、組合員満足の向上を目的に、昨年から第1線業務、マーチャンダイジング、情報、物流の抜本的改革をスタートした。

「魚崎浜要冷集配センター」
設立の目的は、物流改革としt、自前物流からアウトソーシングを基本方向に、品質管理力の向上、なかでも鮮度管理の向上等、以下の3つの実現をめざし、(株)菱食と2003年3月「魚崎浜要冷集配センター設立」プロジェクトを立ち上げた。

これによって、農産品を中心に、生鮮商品、日配商品等、品温管理を要する商品を約100アイテム増加。コープの小型店並の品揃えが実現する。
①生鮮や日配商品の品質管理のレベルアップ
②生鮮や日配商品の品ぞろえ(取り扱いアイテム数)の拡大
③農産加工場の併設による鮮度・品質の飛躍的向上

センター概要
取り扱い商品:農産、水産、畜産、日配・総菜、アイスクリームなどの要冷商品
対応事業所:コープこうべの協同購入センター、ひまわりセンター(22事業所)
大阪北生協の協同購入センター(4事業所)
取り扱い金額
(供給高)360億円(初年度年間ベース)
施設規模
敷地面積7 380坪、倉庫面積6 851坪(農産加工場560坪含)
取り扱いアイテム数
(週)冷凍225アイテム,冷蔵174アイテム,農産など中間温度帯150アイテム(合計549アイテム)
※中間温度帯は、15~18℃のことで、農産、パン、寿司の保管に適した温度帯
集品ライン冷凍4ライン
冷蔵・中間温度帯6ライン
運営体制全体運営:(株)菱食
農産加工場:全農青果サービス(株)

センターの特徴
(1)パレット、ケースの自動倉庫および自動補充など、自動化技術の導入による徹底した省力化を追及している。
(2)温度帯(冷凍、冷蔵、中間)別の温度管理を徹底している。

組合員へのメリット
商品の取り扱いで温度管理を要するものには、今まで、冷凍と冷蔵があり、その他は常温管理でした。今回は、冷凍・冷蔵と常温の間に中間温度帯(15~18℃)を設け、それに適した野菜や果物、パンなどを入れて届ける。
商品に適した温度で管理、お届けすることで品質管理レベルが大幅にアップする。
生鮮品、日配品の取り扱いが約100アイテム増え、コープ小型店並みの品ぞろえになる。
配達容器が小型化するが、逆に蓄冷剤(保冷板)は、従来の500gタイプから800gタイプに大きくなる。
保冷能力が向上し、より確実な品温管理のもとで商品を届けられる。

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