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安田倉庫/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月19日/未分類

安田倉庫(株)の平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループは、物流事業部門では顧客の合理化要請に応えることに加えて、物流アウトソーシングニーズを積極的に取り込む営業を展開し収益増強に努めた。

また、昨年4月に芙蓉エアカーゴ(株)を子会社化し、航空貨物取扱の充実を図り、不動産事業部門では昨年2月に竣工した横浜守屋町のC号ビルが安定稼働し業績に寄与するとともに、その他の既存施設の高稼働率の維持に努めた。

この結果、営業収益は前期比2 655百万円増(11.4%増)の25 862百万円、営業利益は前述のC号ビルによる賃貸料収入増加が主な要因となり前期比111百万円増(4.4%増)の2 660百万円、経常利益は前期比163百万円増(7.3%増)の2 405百万円、当期純利益は前期のような投資有価証券評価損がなく、前期比397百万円増(44.3%増)の1 296百万円となった。

セグメント別の概況
物流事業
引き続き顧客から厳しいコスト削減要求があった。グループは物流アウトソーシング業務の一括受託に注力し、数件の新規案件をスタートさせた。保管料収入は低迷したが、流通加工を中心とした荷役荷捌料収入、引越作業が好調だった陸運料収入は順調に推移した。港運料収入は、日中間のアパレル輸送等が牽引し堅調に推移した。

この結果、物流事業部門全体の営業収益は前期比1 833百万円増(9.8%増)の20 546百万円。しかし、営業利益は北海安田倉庫(株)が札幌に新たに取得した倉庫の修繕費用、新規顧客獲得による一時費用などがあったため、前期比158百万円減(6.6%減)の2 259百万円となった。

不動産事業(省略)

次期の見通し
徐々に回復基調にあるとされているが、倉庫物流業界・不動産業界ともに、顧客のコスト削減要求が続く厳しい状況で推移すると見込まれる。物流事業部門では、本年2月に開設された平和島営業所をフル稼働させることが最優先の課題となる。

さらに、顧客合理化要請の高まりにより増加する物流アウトソーシングニーズを的確に捉え、物流一括受託によるビジネス拡大に努め、情報システム・物流ネットワークによる総合物流サービスの一層の充実を図ることに最善を尽くすとともに、経費削減にも努める。

不動産事業部門では、昨年9月に完成した横浜の第6安田ビルを通期安定稼働させるとともに、その他の施設の高稼働率の維持に努める。

次期の業績見通しは、以下の通り。

営業収益26 800百万円3.6%増
営業利益2 850百万円7.1%増
経常利益2 600百万円8.1%増
当期純利益1 450百万円11.9%増

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