京セラ（株）は、グループの中核事業の一つである有機高密度配線基板事業の強化のため、同事業を担当する京セラSLCテクノロジー（株）が、京セラ㈱の所有する綾部市の工場用地に新工場を建設する。
京セラSLCテクノロジーは、有機高密度配線基板の専業メーカーとして半導体チップキャリアや高密度実装ボードなどの製品を中心に、材料から実装までのトータルソリューションを手掛けている。
工場用地
住所：京都府綾部市味方町1 2
総敷地面積：151 608.31㎡
新工場概要
建設面積：8 400㎡(140m×60m)3階建て
延床面積：25 200㎡(8 400㎡×3階建て）
建屋構造：鉄骨構造
付属建屋：特高変電所、警備室、排水処理場、産廃倉庫
工場の特徴：京セラの日本における新たな生産拠点として位置づけ、省エネルギー機器の採用、低コストエネルギー採用などを盛り込み、業界最先端の設備と画期的なプロセスを導入した最新鋭工場。
投資予定金額：約170億円（総額）
工期：2004年8月1日～2005年3月31日（8ヶ月）
稼動開始：2005年6月予定
生産内容：サーバー用や近年脚光を浴びているデジタルコンシューマ機器用のMPU、グラフィクス、チップセットに用いられる半導体用有機パッケージや高密度ビルドアップ基板。
進出事業の売上規模：3年後に年商約100億円を目指す。
人員：綾部市および周辺地域での社員・臨時雇用を含み、初年度100名前後で、3年間でトータル200名前後を計画。
運営形態：京セラSLCテクノロジー㈱の100％子会社を設立し運営。
