インフォベック（株）は、完全Web対応した本格統合型のERPパッケージ製品「GRANDIT（グランディット）」を開発し、5月よりパートナーを通じて販売を開始する。
GRANDITは、“次世代ERP”のデファクトスタンダードとなる製品の開発・普及を目的として設立された「次世代ERPコンソーシアム」の要件をもとに、幹事会社であるインフォベックが開発したもので、コンソーシアム参加各社に蓄積されたノウハウが集大成されている。
第1次製品リリースとして、会計、販売、調達・在庫、製造の各システムの出荷を開始し、9月には、人事給与、経費、資産管理システムをリリースする。中堅企業市場を主ターゲットに、幅広い業種への販売・導入を進めていく。
GRANDITのコンセプトは、「コラボレーション」で、GRANDITは、企業成長のキーワードであるコラボレーションを実現し、ユーザー企業に貢献することを目指した製品。
製品名のGRANDITは、英語の「GRAND（崇高な、壮大な）」とITを組み合わせた造語で、フランス語では「生長させる」という意味を持つ。ユーザー企業の生長に貢献し、製品自らも成長してゆく、という想いが込められている。
GRANDITには、コンソーシアム参加各社に蓄積された業務ノウハウや運用ノウハウが、集大成されており、日本における幅広い業界の商習慣に適合したERPとなっている。企業の業務パターンをすべて想定した上で、必要な機能のみを汎用的に実装することで、短期間での導入を可能としている。
GRANDITは、次世代ERP製品の主流になると見られている完全Web型のERPで、プラットフォームにMicrosoft.NETを採用し、完全Web型であるため、クライアントPCへのシステムインストール作業や個々のメンテナンスなどが一切不要となる。ユーザーが普段使い慣れた標準ブラウザ（InternetExplorer）をインターフェースとしており、マウスレス操作、ファンクションキー利用、かな漢字変換の自動制御、ポップアップウィンドウ、マイメニュー等の機能により、Webでありながら、従来のクライアントサーバシステムを遥かに凌ぐ高度な操作性により、業務効率を飛躍的に向上させる。
これまで他社製品との外部連携で実現されていた、BI、EC、ワークフロー等の機能を、予め標準搭載している。これらにより、社内業務の省力化、経営効率の向上に加え、グループや取引先まで含めたコラボレーションを実現する。
コンソーシアム構成
コンソーシアム構成社：
ITエンジニアリング株式会社／インフォコム株式会社／ウチダユニコム株式会社／NECネクサソリューションズ株式会社／オリンパスシステムズ株式会社／株式会社ジェイアール東日本情報システム／双日システムズ株式会社／日商エレクトロニクス株式会社（社名50音順）
協力：マイクロソフト株式会社
技術支援：インテル株式会社
開発パートナー：株式会社システムインテグレータ
価格は、企業規模や使用機能に応じたフレキシブルな体系をとっている。また、豊富な機能をオールインワンで搭載していることによる導入・運用コストの削減に加え、専門技術者や運用管理者が不要となるなど、他社製品に比べて圧倒的に優位なコストパフォーマンスを誇る。
今後、メンバー企業をさらに増やし、より幅広い業種を網羅した販売体制を構築していくと同時に、製品の機能やサービス等を補完するパートナー企業との提携を進め、販売開始5年目にあたる2008年度に、コンソーシアム全体として300億円の売上を目指す。
会社概要
商号：インフォベック株式会社
住所：東京都千代田区神田駿河台3－11三井住友海上駿河台別館5階
電話：03-3518-3910FAX：03-3518-3920
代表者：三浦進（みうらすすむ）
設立日：2003年10月1日
資本金：2 000万円
資本準備金：2 000万円
http://www.infovec.co.jp/
株主：インフォコム株式会社100％
