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エスラインギフ/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月26日/未分類

(株)エスラインギフの平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループは、環境規制、安全規制への対応をいち早くクリアーするとともに、『お客様が一番』の価値観の共有を基本に、グループの対応力を結集し、多様化する物流要請に的確な提案営業を推進し、営業基盤の強化に努めた。

本体を主体とした特別積合せ事業は、営業体制の強化による自社路線内の小口貨物の獲得に力を注ぐとともに、関西空港に続き成田空港での航空輸出入小口貨物取扱いの拡大への取り組みの開始、また量販店・ディスカウントショップなどへの納入貨物の集約業務の実施など、輸送貨物の獲得に力を注いだ。

また、グループ会社は、従来からの主要取引先の物流システム見直しによる減収があったものの、小回りがきくという特色と、蓄積した専門輸送や物流加工業務のノウハウを活かした新規取引先の獲得・拡大を図り業績の確保に努めた。

その他、岡山支店と連結子会社(株)エスライン奈良の新築・移設、賃金体系の見直し、昼間点灯走行の実施、個別荷物管理システムの推進、大型路線車両へのエアサス車の導入など車両・荷物事故防止への取り組み、さらに省エネ運転研修の実施などによって、業務の効率化、輸送コストの削減と輸送品質の向上に努力した。

この結果、当連結会計年度の業績は、連結売上高が344億80百万円(前期比0.9%減)、連結営業利益が7億09百万円(前期比0.2%増)、連結経常利益が7億75百万円(前期比5.2%増)、連結当期純利益は5億21百万円(前期比25.7%増)となった。

次期の見通し
デフレの進行に歯止めがかからず、さらにイラク情勢の混迷、米国経済の先行き不安から輸出の鈍化も予測され、このまま経済回復基調が持続することは期待出来ない情勢にある。

物流業界も、国内貨物の総輸送量は5年連続の減少が予測され、一方で不安定な中東情勢がもたらす燃料価格の高騰、さらに規制が強化される環境適応車両への対応問題など、業界の事業環境は厳しさが増すものと予想される。

同社グループは、こうした状況に対処して、年度目標「サービス業としての原点を見直す」のもと、社員一人ひとりがスピード、サービス、セーフティの輸送の原点(スリーS)に立ち返り、時代に即応した輸送サービスの開発・提供と安全確実な輸送品質の確立に努力する。

また、小口商業貨物の拡大を中心に、専門輸送、保管、物流加工などグループ各社がそれぞれの特徴を活かした営業展開を図り、親しまれ信頼される地域密着の物流グループとして、業績の向上に専心努力する。

次年度は、連結売上高349億円、連結経常利益8億80百万円、連結当期純利益3億83百万円を計画している。

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