協和発酵工業（株）は、中国での天然調味料需要に対応するため「無錫協和食品有限公司（以下：無錫協和）」の第二工場を竣工した。
「無錫協和」は1999年に日中合弁で設立され、当社の天然調味料原料であるたん白加水分解物の生産拠点として、また中国国内企業向けの複合調味料の生産・販売拠点として、順調に売上げを伸ばしてきた。
現在、中国ではうま味調味料やたん白加水分解物は、すでに加工食品の基礎調味料として幅広く使用されているが、エキス系調味料やアロマ系調味料などによる本格的な天然調味料の市場は発展途上にある。
従来品に加え、新たにかつお節エキスやかつおだしなどの和風調味料、さらにハムソーセージなど肉加工製品向けに肉風味強化調味料、即席めん向けに香味調味料、水産練り製品や惣菜向けに配合・複合調味料を開発、製造する設備と機能を有する新工場を中国江蘇省無錫市湖濱区に第二工場として新設した。
無錫協和食品有限公司の会社概況
社名：無錫協和食品有限公司
所在地：中国江蘇省無錫市
代表者名：林喜利
事業内容：天然調味料の製造・販売
設立年月日：1999年7月
営業開始日：1999年8月
資本金：17百万元
株主構成：協和発酵95％、東錦（トンキン）4％、田辺通商1％
従業員数：99人
無錫協和第二工場
所在地：中国江蘇省無錫市湖濱区
従業員数：25名
生産能力：約2，500t
