正栄食品工業（株）は、平成16年10月期中間決算短信（連結）の経営成績で、同社が輸入する食材の50％以上を占める米国においては、現地法人「SHOEIFOODS（U．S．A．），INC．」の加工工場内に品質向上に向けた新たな機械設備の導入を行い、2003年度に建設した6千トン規模の保管が可能な冷凍・冷蔵倉庫など、近年、品質面での機能向上に向けた取組みを推し進めたことを明らかにした。
また、総輸入量の約25％を占めるアジア地域においては、中国での事業展開に注力し、現地法人
の生産設備の新設や、新たな地域での会社設立など、より良い食材の提供を目的に自社グループでの一貫管理体制を目指して事業展開を図った。
利益面では、売上原価率の改善や運送費などの物流経費が減少したことから伸長した。
今後の見通しでも、グローバル戦略に向けての基盤強化や、国内生産子会社5社7工場と海外3社3工場との連携に加え、「生産」「販売」をグローバルなかたちで推し進めるとしている。
