住友商事(株)は、中国ソーダ灰メーカー大手で肥料(尿素)メーカー青島ソーダと合弁で、中国山東省に化成肥料の製造・販売会社「住商肥料(青島)有限公司」を設立する。
中国は世界最大の肥料需要国で、中でも山東省は野菜、果樹など換金作物の一大生産地であるが、現状、中国産化成肥料の大部分は品質、信頼性が低いと言われており、生産農家の間で高品質な化成肥料に対するニーズが急速に高まっている。
新会社は優れた製造技術・生産管理手法を導入して先進農家のニーズを満たす高品質な化成肥料を製造し、中国国内向けに販売する。8月中にも工場建設に着工し、2005年3月から生産を開始する予定で、2008年度(1-12月)に約60億円の売上を見込んでいる。
新会社の概要
社名:住商肥料(青島)有限公司
(英文社名:SummitFertilizer(Quingdao)CompanyLtd.)
設立:2004年7月(予定)
本社:中国山東省平度市
株主:青島ソーダ(60%)、住友商事グループ(40%)
事業:化成肥料の製造・販売(中国国内向け)
生産能力:約20万トン/年
従業員:約150人(初年度)