新電元工業（株）は、製造子会社である（株）東根新電元に新工場棟（第4棟）を建設し、稼働開始を2005年度下期を予定している。
東根新電元は、機能デバイス製品の内、パワーIC・ハイブリッドICなどIC製品について、ウェーハ工程からアセンブリ工程まで一貫生産を担うグループの基幹工場。
デジタル家電向けの需要が本格化し、現在フル操業で生産を行なっている。
新棟は、建屋面積が約3,300平方メートルで、この内約2,300平方メートルをクリーンルームに充て、ウェーハ処理能力は、6インチウェーハで稼働当初は月産3,000枚、将来的には、最大15,000枚まで対応可能となり、8インチウェーハでの生産も視野に入れている。
今回の増強により、現行5インチ換算との比較で、当初4割増、最大値は現行の約3倍の処理能力が得られ、今後のIC製品全体の売上高は、2007年度に現状の2.4倍（約140億円）を見込んでいる。
新棟の概要
建屋面積：約3,300㎡（内、クリーンルーム約2,300㎡）
着工：2004年6月
生産開始：2005年度下期予定
設備投資総額（2004～5年）：約30億円（内、建屋等18億円）
