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ホーマック/基幹システムを全面的に刷新

2004年06月20日/未分類

フューチャーシステムコンサルティング(株)とホーマック(株)は、ホーマックの大規模チェーンをリアルタイムにオペレーションできる、戦略的な次世代基幹業務システムと情報分析システムを構築した。

本システムは、単品情報をリアルタイムに把握し営業現場で活用すること、事業戦略や企業規模の拡大に対応したシステム拡張をローコストで迅速に行うこと、それぞれの役割・業務に応じた分析を正確かつ容易に行うためのデータ管理を実現させ、経営課題を解決する基盤としての役割を担っている。

ホーマックの新システムは、これまで把握することができなかった情報を可視化し、共有する(同じ変化情報を見る)ことで、関わる全ての組織業務の無駄を全体最適の視点で構造的に見直すという改革が可能となった。

店舗では、全面的にPDAが導入され、他店も含めた販売・在庫情報が販売員の手元のPDAに集約され、例えば、在庫確認等のお客様からの問合せに対し、売場にいながらにして即答することが可能となる。

また、商品の陳列・表示作業(POP等)に伴う情報もPDAにて効率よく検索できるので、既存店におけるオペレーションも飛躍的に合理化できる。

本システムでは、フューチャーが独自に開発したアプリケーションサーバーによるN層アーキテクチャーを採用し、業務端末であるWeb対応の業務PCやPDAからのリクエストをはじめ、各店舗からのPOSデータもリアルタイムに受信処理する、リアルタイム単品管理システムを実現している。

ユーザーインターフェースとなるプレゼンテーション層は、すべてWebベースのアプリケーションで構築され、サーバー側で一元管理することができ、追加変更が生じた際に発生するメンテナンスコストの削減や、大幅な作業時間の短縮が可能となった。

基幹系アプリケーションは、HTML+JavaScriptで開発し、情報系アプリケーションには、フューチャーが独自に開発したAppletベースの汎用情報検索コンポーネントを導入している。

アプリケーション層には、フューチャーが独自に開発したJavaベースのアプリケーションサーバーである「RtFA」(RealtimeFrameworkArchitecture)を導入した。「RtFA」は、メッセージベースのトランザクションを、同期・非同期でワークフロー連携(売上処理→在庫処理→会計処理)させ、該当するビジネスロジックでリアルタイムに処理を実行する。

業務情報の把握に加え、急激なトランザクション量増加の際にも、負荷分散機能により、サーバー追加での容易な対応が可能で、PCサーバー約50台で、同期・非同期処理あわせて一日当り、約400万トランザクションの処理性能を実現している。

また、データベースには、Oracleを採用し、基幹系で約1TB、情報系で約4TBに上る大規模データベースを構築し、データベースサーバーにはクラスタ構成のUNIXサーバー、ディスクストレージにはSANを採用し、バックアップ領域を含め約10TBの容量を有している。

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