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大日本印刷/プラズマディスプレイの大型化に対応し新規設備導入

2004年06月16日/未分類

大日本印刷(株)は、急速に進むPDPテレビ市場の拡大にあわせ、最大80インチサイズにも対応した電磁波シールドフィルム生産設備を久喜工場に増設する。新ラインの稼動は10月を予定しており、設備投資金額は約10億円、売り上げ金額は2005年までに100億円を目指す。

電磁波シ-ルドフィルムはPDPテレビ用の前面フィルタ-に使用され、パネル本体から発生する電磁波を遮蔽するためのフイルム。

電磁波シ-ルドフィルムは、高精細加工技術を駆使して、透明フイルム上に銅の薄膜層を均一なメッシュ状に形成させており(エッチングメッシュ、ピッチ約300ミクロン、線幅約12ミクロン)、優れた電磁波シ-ルド性と画質を向上させる透過率の高さが特徴となっている。このエッチングメッシュをエレクトロニクス部材製造で培ったパターニング技術を応用する事で実現し、2001年から販売してきた。

PDP市場は2005年には、500万台まで伸びることが予想され、液晶ディスプレイとの差別化を図るため大型化が加速されており、このニーズに対応するため、今回の新規設備導入に踏み切った。これにより、最大80インチまでの製造が可能となり、プラズマテレビのサイズ全域をカバ-する。

大型サイズ対応と高機能化を両立した新設備で、2005年度までに売上高年間100億円を目指す。

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