パーソナル情報システム（株）は、花きネット（株）にて、SAPジャパンが6月17日より出荷を開始した中小企業向けERP（統合基幹業務ソフトウェア）の新製品である「SAPBusinessOne（エスエイピー・ビジネスワン）」の採用を決定した、と発表した。
「SAPBusinessOne」は売上規模200億円以下の企業を対象とした業務アプリケーションで、欧米では2002年秋から発売されており、25ヶ国で2,500社以上の導入実績がある。
「花きネット」は、従業員9名、売上額約3億円の企業で、インターネットによる中堅花き卸売市場間の広域連携を支援するBtoB型EC事業を展開しており、農林水産省の「平成14年度食品流通高度化プロジェクト事業」にて採用され、中四国地方におけるインターネットを利用した市場間連携取引『瀬戸内ネット』（岡山、広島、愛媛、香川の4市場）、「平成14年度ITフードチェーン確立事業」にて採用された『北関東コンソーシアム』（群馬、福島、茨城の3市場）を手がけている。
今後はさらに事業領域を拡大し、地方市場間取引を効率的かつ短期間・低コストで実現するコスト・パフォーマンスの高い共通インフラサービスを提供していく予定で、東京本社、大阪支社、福岡支社の3つの拠点を持ち地方市場に密着したEC（電子商取引）サービスインフラを提供していることにより、今後拠点が拡大することを考慮し、基幹システムとして「SAPBusinessOne」を採用を決定した。当初のユーザー数は5ユーザー程度を想定しており、拠点の拡大に合わせて随時ユーザー数を増やす。
