米ゼネラルモーターズ（以下：GM）は、現在シンガポールに拠点を置くGMアジア太平洋地域本社（以下：GMAP）を、来年1月を目処に中国上海に移転する。
同社にとって最も成長著しい地域にあるGMAPは現在、南はニュージーランド、西はインド、北は韓国に至る合計14か国に、およそ22,600名の従業員を抱えている。GMAPは、財務、商品企画、広報、人事、購買、渉外、法務、情報システム及びサービスなど、アジア太平洋地域にまたがるGMの様々な事業機能を統括している。
GMは、戦略提携先の上海自動車公司（SAIC）との間で、中国において合計6社の合弁事業を展開している。GMは中国において最も幅広い商品群を備え、市場占有率は2位となっている。GMは去る6月7日、今後3年間に、総額30億ドル以上を投資すると発表した。
GMAPは、本年7月末までに上海に向けて移転を開始し、来年1月までにはそれを完了する。GMは、およそ90名の在シンガポール従業員にこの度の本社移転に伴う異動を提案した。現在シンガポールに輸入されるGM製品の販売及びサービスを手掛けているGM海外開発会社（GMODC）は引き続きシンガポールで事業を継続する。
