（株）アルバックは、韓国現地法人、韓国アルバック（株）に大型基板液晶ディスプレイ製造装置用生産工場の建設と大型装置用部品製作を目的とした新会社、部品表面処理を目的とした新会社を設立する。なお、韓国アルバック㈱は、連結子会社。
韓国アルバックは平成7年7月に設立し、液晶ディスプレイや半導体製造装置などの営業活動支援とアフターサービスなどを広範囲に展開してきた。
平成12年11月には、京畿道平澤市に、韓国のお客様向けに液晶ディスプレイや電子部品製造装置などの製造、販売をおこなう平澤工場を建設し、当該工場で累計60台の製造装置を出荷している。
近年、韓国における大型基板液晶ディスプレイ製造装置の需要が活発となり、装置の大型化が加速してきただけでなく、国産化推進の要求が寄せられてきた。
このような状況において、業界で初めて韓国国産化を達成した平澤工場の生産能力にも限界がきていることから、平澤工場近傍の玄谷（Hyeon-gok）工業団地の土地を取得し、第7世代以降用液晶ディスプレイ製造装置の生産工場としてクリーンルームを建設する。
また、装置の大型化が加速し、部品の製作や物流も限界に達し、部品を内作化して効率化を図る必要がでてきたため、子会社であるアルバック東北（株）で確立した生産技術を導入し、マシニングセンターを備えた部品製作会社を設立する。
同様に、表面処理が必要なメンテナンス部品も大型化しているが、急速な大型化に表面処理会社の設備投資が追いつかない状況になっているため、子会社である真空冶金（株）で確立した表面処理技術を導入し、環境問題に配慮した部品表面処理会社を設立する。
