(社)電子情報技術産業協会は、家庭系使用済みパソコンのリサイクルを推進し、更に回収促進を徹底させていくために、「有限責任中間法人パソコン3R推進センター」を設立した。
協会では、平成14年4月に「パソコン3R推進室」を設置し、パソコンの3R(リデュース、リユース、リサイクル)事業を推進し、昨年10月1日から、エコゆうパックによる全国の郵便局を受け皿とした家庭から排出される使用済みパソコンの回収システムをスタートさせている。
本事業への参加メーカーが増大する中で更に迅速な意思決定を図り、かつ事業責任を明確にするため、協会からこれを分離し、独立した法人としたもので、今後は本センターが中心となって家庭系使用済みパソコンのリサイクルを始めとするパソコンの3Rに関する全ての事業を強力に推進する。
なお、独立した法人ではあるが、協会のパーソナル情報部会と緊密な関係を保つため、本センターの代表理事はパーソナル情報部会長が兼務することとし、初代の代表理事には、篠崎雅継(株式会社日立製作所ユビキタスプラットフォームグループCOO)が就任し、また、専務理事には協会情報システム部長の古澤章が就任した。
センターでは、自作パソコンや倒産したメーカーのパソコンなどの「メーカー等義務者不存在パソコン」に関する家庭からの回収・再資源化事業(有償)も実施し、その回収受付を開始する。
これは東京都内では既に実施しているが、センターが廃棄物処理法に基づく広域処理認定を取得することができたため、全国での実施が可能になったもの。
センターの「メーカー等義務者不存在パソコン」の回収も他の参加メーカーと同様、エコゆうパックの回収システムを利用して行う。
本センターの「メーカー等義務者不存在パソコン」の回収は下記アドレスを参照。
http://www.pc3r.jp/uketsuke.html