日産自動車（株）は、タイでの新事業計画を発表した。
計画は、今後5年間に、サイアムニッサンオートモービル株式会社（SNA）に100億バーツ（約280億円）以上の投資を行い、商品ラインアップと生産能力を増強する。
この新規投資では、日産のタイにおける生産拠点をグローバルに競争力のあるものとして育てる事を目的としている。これによりアセアン域内における日産ブランドのプレゼンスを高め、利益ある成長を目指す。
今回のタイ事業強化により、製造事業に関わる、SNAと関連会社の従業員数は、2008年までに、現在の約2,000名の少なくとも2倍になる予定。
新事業計画のもと、バンコク近郊のSNAとサイアムモーターズアンドニッサン（株）（SM&N）の生産能力を現在の年間13万台に対し、2008年までには20万台に拡大する予定。2003年の生産台数は4万181台であった。能力増強に伴い、プレス、塗装、トリム、シャシーなど各工程の生産設備は全て更新される。
また車両生産の増加に伴い、SNA及びSM&Nのエンジン製造委託工場であるタイオートモーティブインダストリー（株）（TAI）は、2008年までに、年間生産台数を昨年の4万2,000基から25万基に増やす予定。
