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トヨタ、シェル/英国で排出ガス浄化に向けた実車走行試験を開始

2004年07月08日/未分類

トヨタ自動車(株)とシェルガス&パワー社(以下:シェル)は、シェルが開発した天然ガス合成液体燃料GTL(GastoLiquids)と、トヨタが開発したディーゼル排出ガス浄化システムD-CAT(Diesel-CleanAdvancedTechnologySystem)を搭載したアベンシス10台を用いた実車走行試験を、ロンドンで開始する。

「DrivingTomorrow’sCleanTechnology」と称されるこの走行試験は、両社の超低排出ガスを実現するための専門知識と、最先端技術を組み合わせたもので、持続可能なモビリティに向けて、新しい自動車と燃料の技術を開発するための、トヨタ・シェルによる共同研究プログラムの一部。

シェルのGTLは、天然ガスから生成される、クリーンで無色透明な合成燃料で、GTLは代替燃料の中でもコスト的に有利であり、卓越した燃焼特性と硫黄分を殆ど含まないユニークな特性によって、大きな排出ガス浄化効果を実現する。

トヨタのD-CATは、トヨタが開発した、ディーゼル車の排出ガス中に含まれる粒子状物質(PM)と窒素酸化物(NOx)両方を、同時に連続浄化する画期的なシステム。

この実車走行試験では、何らかの改造や投資を行うことなく、現在のディーゼル車のエンジンに、低公害のGTLが使用可能であることを検証する。

さらに、D-CAT搭載のアベンシスのような先進クリーンディーゼル車に使用した場合には、性能を犠牲にすることなく、排出ガスを著しく改善できることを検証する。

走行試験の期間中、GTLを燃料とする車両は、ロンドン地区の英国赤十字、Guy’sandStThomas’sHospital、ホームレス保護施設、EnergySavingTrustで利用される。今後3ヵ月、これらの組織が主催するイベントや、ホームレスや病気で看護を必要とする人たちを支援するために、車両は活用される。

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