美津濃（株）は、オリンピック開催を4年後にひかえた中国でのビジネスを今後一層強化するため、2008年には中国全土での売上を160億円（日本円換算）に、また販売店舗数は1400店以上にする（2003年度の売上は対昨年度60％増、日本円で約35億円。店舗数は5月末で419店）。
・大型単独直営店である「旗艦店」を、瀋陽、北京、上海の3箇所に設置。
手始めとなる瀋陽店は8月末にオープン。5階建で総面積は2000㎡。初年度年間販売目標2億円。
・大都市中心に中規模店を二十数店設置。
人口200万人以上の都市を中心に設置し、店舗面積は250～500㎡。直営、フランチャイズショップ両形態で展開。
・営業拠点を上海、北京、広州の3箇所に拡大。
現在、セールス活動の拠点は上海で、北京と広州には事務所を設置しているが、この北京、広州の事務所を設備・人員ともに拡大し、営業拠点としての活動をより強化する。
・ゴルフ品販売を強化。
ゴルフ場建設に対する規制が緩和されれば、2008年までに1000箇所以上のゴルフ場がオープンする予定など、中国国内でゴルフがブームになりつつある。大手ゴルフ練習場と共同でレッスンセンターを開設、プロゴルフツアーを冠スポンサーとしてサポート、各地で大規模展示会開催など、プロ対応から草の根活動にいたるまで、用具・ウエアともに「トップブランド・ミズノ」を全面に押し出した販売促進企画を進める。
・野球の普及・発展に注力。
発足したばかりの中国プロリーグのスポンサー契約や少年野球教室の開催等に加え、ミズノではこのほどシアトル・マリナーズのイチロー選手と中国国内での肖像権使用契約を締結した。ニューヨーク・ヤンキースの松井選手とともに、今後中国国内での広告物、カタログなどに両選手を起用し、「旗艦店」には日本のプロ野球、米大リーグの情報発信基地としての役割も担わせる。
・その他各スポーツ種目で販売促進活動を展開。
中国で最も人気のあるスポーツであるサッカー品は、中国政府直轄のサッカ－スクールとオフィシャルサプライヤー契約、アッパークラスのスポーツとして定着しつつある水泳では専門店展開など、各種目でこれまで実施してきた販売促進活動をより充実強化する。
