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菊池プレス/治具開発プロセスを革新

2004年07月11日/未分類

菊池プレス工業(株)は日本IBMとDassault SystemesのCATIAV5とSMARTEAMをベースとするPLMソリューションを採用し、大きな効果を上げたことを発表した。

菊池プレスでは、PLMソリューションの導入により、現在までに試作治具における設計時間を22%短縮。今後改良を加え最終的にはPLMプラクティスをさらに浸透させ生産技術のフロントローディングを実現し、量産冶具における設計時間を50%まで短縮することを目指す。

今回採用したPLMソリューションは、CATIAV5、SMARTEAMによるPLMソリューション群と、その運用方法、システム構築方法に関わるメソドロジーを組み合わせたもので、お客様の生産性、収益性の向上、そして高いROIをもたらすことを目的としている。

菊池プレスでは、柔軟な受注活動の拡大に向けて、生産工程を加味した溶接冶具のフロントローディング設計、設計品質の向上、作業ロボットのオフラインティーチング、生産技術部門を中心にプロセス改革に取り組んでいる。

その一環として、2004年4月よりこのPLMソリューションを溶接組み立てラインにおける治具設計に適用、企画・設計から生産開始までの生産準備の高効率化にフォーカスしたプロジェクトを実施していた。

第一フェーズでは、CATIAV5のナレッジウエア、DMU、テンプレート機能を活用して、オフラインティーチングの精度向上、モデリング工数の削減、設計変更への柔軟な対応などを実現し、CATIAV5の標準部品ライブラリーにより、推奨部品を優先的に選択することが可能となり、部品調達コストの削減効果も期待できる。

自動車業界ではユーザーニーズに合わせた車種の多様化が進み、それに対応した開発が増加し、また生産面では中国などでの生産拡大が進展し、生産準備への対応が一段と増加する中、菊池プレス工業は、日本、北米、中南米、アジアを拠点とするグローバルな部品供給体制の強化に取り組むとともに、品質と技術をベースに国際競争力の向上を図っている。

このような環境の下で、DassaultSystemesと日本IBMのPLMソリューションおよびコンサルテーションが、同社の取り組みを強力に支援すると評価し、今後も設計プロセスに更なる改革を目指し活用範囲の拡大に意欲を示している。

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