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住友金属鉱山/圧延銅箔の生産能力倍増

2004年07月25日/未分類

住友金属鉱山(株)の関係会社である住友金属鉱山伸銅(株)は、主力製品である圧延銅箔の需要拡大に対応し、生産能力を倍増させるべく生産ラインの増強を図る。

同社は、長年培ってきた伸銅加工技術に基づき、端子、コネクター向けの銅条や電子回路基板向けの圧延銅箔などの高付加価値品を中心とした高品質な各種伸銅品を製造、販売している。

携帯電話やデジタル家電などに搭載される電子回路基板のうち、圧延銅箔をポリイミドフィルムに接着したフレキシブルな3層基板は、主に携帯電話の屈曲部配線やセル内部に折り込むメイン基板に使用されるほか、デジタルカメラやDVDなどの可動部との接続や良好な屈曲性が求められる基板に多用されている。

電子回路基板の市場拡大に加え、小型化、薄肉化などの回路基板に対する要求の高度化に伴い電解銅箔から圧延銅箔への置換えが進むなど、圧延銅箔の需要が拡大している。

同社では、この需要拡大に対応するため、総額約12億円を投資して生産拠点である三重工場(三重県いなべ市)において圧延銅箔生産ラインの増強を図る。

これにより、月産能力を現在の約100tから約200tに倍増させ、最新鋭の圧延機を導入することにより、板厚精度と形状の優れた製品を安定的に生産し、板厚6μm、幅700mmまでの生産が可能となりる。稼働開始は2005年度上期を予定している。

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