三菱ウェルファーマ（株）は、平成17年4月1日付で生産から販売に至る一貫物流を対象とした新たな包装・物流会社を設立する。
同社は、長期経営構想において、世界に通用する新薬を継続的に上市できる「国際創薬企業」への飛躍を目指し、研究開発投資・海外投資を積極的に行い国際事業基盤の構築を急ぐとともに、経営構造改革と事業構造改革のための諸施策を強力に推進し、21世紀に勝ち残る筋肉質で高収益型の企業への転換を図っている。
包装・物流新会社は、昨年4月に発足したトータルコストダウン・プロジェクトの一環として、工場における製剤の充填・包装業務も含めた生産物流業務と販売物流業務を請負受託し、物流の合理化及び品質の向上を図るとともに、生産から販売までの一貫物流の枠組みの中でサプライチェーン・マネジメントを推進する。
また、包装・物流新会社の発足に先立ち、平成17年3月末までに大阪物流センター（兵庫県西宮市）を関西物流センター（大阪府寝屋川市）に統合する。新会社には、三菱化学物流株式会社（本社：東京都港区、社長：山田喜三）が資本参加し、合弁パートナーとして共同で事業運営にあたる。
包装・物流新会社は、平成17年4月に予定される改正薬事法の全面施行に合わせ、新たなビジネスチャンスを積極的に取り込み、独立した企業経営と医薬関係を中心とする包装・物流専門会社として確固たる地位を築く。
