米国の物流施設所有・管理会社AMBプロパティ・コーポレーションは、シカゴ・オヘア国際空港近くで、ビル2棟構成の延べ2万8,700平方メートルの物流施設「ウエスト・オヘア・カーゴセンター」の建設に着手した。完成予定は2005年第一四半期中。オヘア空港は、国内便発着数で米国内空港中1位、貨物取扱量で同5位を誇る。
同カーゴセンターは、6万4,750平方メートルの敷地内に位置。AMBは施設の土地と、これまで敷地内にあった貨物関連施設を取得した。2棟の物流施設は、駐車場などを含めて2,300平方メートル以上の貨物取り扱いスペースを必要とする利用企業を想定している。
同カーゴセンターは、大口テナントとして、スイスのフォワーダーであるパナルピナ・ワールド・トランスポート（スイス）の子会社パナルピナにプレリース契約で賃貸された。AMB幹部は「ウエストオヘアは、パナルピナに採用されたAMBの施設としては7番目となる。他の貨物会社の利用についても期待している」と話している。
AMBが現在、シカゴ地区で所有・管理する貨物取り扱いスペースは、計約110万平方メートルにおよび、うち80％はオヘア空港から10マイル（16キロ）以内に位置している。
