オムロン（株）は、イタリアのBITRONIndustrieS.p.A.（以下、ビトロン社）との間で、ビトロン社の車載用リレー事業に関して合弁会社を設立する。
合弁会社設立の理由は、車載用リレー事業のグローバル展開においては、大きな電流開閉用のプラグインタイプと、プリント基板に直接実装されるPCB（Printedcircuitboard）タイプの2種類のリレーを品揃えすることが必須要件となっている。
欧州市場においても今後、車載用リレーは、プラグインタイプとPCBタイプが併用され、需要規模の拡大が見込まれ、こうした市場環境の下、プラグインタイプの車載用リレー（リレーモジュール含む）が中心でグローバル展開を見込めないビトロン社と、プラグインタイプの車載用リレーの欧州市場参入により、従来のPCBリレーとの併売によって短期間に欧州市場での事業拡大を図り、車載用リレーでグローバルNo.1を目指す。
合弁会社の内容
合弁会社設立の方法：ビトロン社は車載用リレー事業を分社し子会社を設立し、同社はその子会社の75％の株式を譲り受ける。ビトロン社は分社の際にビトロン社の車載用リレー事業部門の従業員、生産設備（工場の土地・建物は含まず）および車載用リレーの営業権を子会社に引き継ぐ。
新会社の概要
社名：OMRONBITRONAutomotiveComponentsS.r.l.
事業内容：車載用リレーの製造・販売
設立日：平成16年10月1日（予定）
所在地：ViadelCampoSportivo403011Alatri,Italy
代表者：同社から責任者を派遣（予定）
資本金：4,500千ユーロ
出資比率：オムロン75％、ビトロン25％
売上計画：2005年度約18,000千ユーロ
従業員数：100名程度（当社から2～3名派遣予定）
