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オムロン/中国上海市に制御機器の一大拠点設立

2004年08月01日/未分類

オムロン(株)のインダストリアルオートメーションビジネスカンパニー(以下:IAB)は、現在中国エリアに分散している設計、開発、生産機能を統合・強化するとともに、顧客サポートセンタ機能を有する制御機器の新拠点を中国上海市に設立する。新拠点の完成は、2005年度下期を予定。

今回設立する新拠点は、中国市場におけるIABの市場浸透、事業拡大を目的に設立するもので、1.コスト競争力の強化、2.現地ニーズへの迅速な対応、3.顧客サポートセンタ設立による顧客訴求力の向上を目指す。

、IABでは上海市にプログラマブル・ロジック・コントローラの開発・生産会社である上海欧姆龍自動化系統有限公司(以下:OMP)、センサーの開発・生産会社である欧姆龍(上海)有限公司(以下:OMC)、温度調節器等の開発・生産会社である欧姆龍(上海)控制系統科技有限公司(以下:OMH)を有している。

設計・生産領域においては、既存の生産子会社3社(OMP/OMC/OMH)が、それぞれ生産技術、生産管理技術、品質管理技術、設計・開発技術といった強みを培ってきたが、従来の延長線上での取組みでは、中国における事業環境に対応するには不十分と判断し、今回の新拠点設立となった。

新拠点の設立と機能強化を加速するため、50億円程度の新規投資を実施する。

新拠点は、1.生産強化のための「新生産棟」、2.設計・開発、現地マーケティング機能の強化のための「IAB中国事業センタ棟(仮称)」からなり、それぞれOMP、OMCが隣接する上海市浦東地区に建設します(2005年度下期完成予定)。なお、「IAB中国事業センタ棟」には、1.顧客サポートセンタ、2.セミナールーム、3.社内研修ルーム等を設置する。

これに合わせて、人材強化を行い、生産・開発・設計・工務購買人員等を2007年度には、現在の4倍弱にあたる2600名規模とする。

今回の新拠点設立により、価格競争力の強化、品質力強化、物流力強化、顧客サポート力の強化を図り、中国製造業の生産性、効率性、品質の向上に貢献していき、IABとしては、営業拠点・機能の拡充、物流・情報インフラ等の整備も合わせて行ない、IABの中国本土の2007年度売上げ規模は、2003年度の4倍にあたる500億円と見込んでいる。

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