LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

交通安全環境研究所/自動車排出ガスに含まれるナノ粒子をリアルタイム計測器開発

2004年08月04日/未分類

交通安全環境研究所は、自動車から排出される排出ガス中のナノ粒子(粒子状物質のうち粒径100nm以下程度の微小粒子)をリアルタイム(非定常)に計測できる、新たな考え方に基づく非定常ナノ粒子数濃度計測器を開発した。

この計測装置は、自動車から排出されるナノ粒子に現れる二つの排出粒径ピークを、それぞれ比較的広い粒径範囲全体で計測することにより、計測の安定性を確保しながら自動車排出ガス計測に必要な非定常計測も可能にする手法。

今後、この装置を改良するとともに小型化、簡易化を進め、日本発の世界標準ナノ粒子計測装置となることを目指す。

この手法を実現するために従来のDMA(微分型モビリティアナライザ)技術を刷新し、試作器を開発し、ある速度パターンで運転中のディーゼルトラックからの排出微粒子をリアルタイムに計測した結果、良好な時間応答性と計測安定性が確保できていることが確認できた。

この成果は、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の「運輸分野における基礎的研究推進制度」により、2003年から3ヶ年の計画で、群馬大学、ワイコフ科学(株)との3者による共同研究(「自動車排出ガスに含まれるナノサイズPMの生成過程とその計測に関する基礎的研究」)により得られたもの。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース