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Auto-IDラボ・ジャパン、NTTコミュニケーションズ/異なるICタグシステムの実証実験

2004年08月15日/未分類

Auto-IDラボ・ジャパンとNTTコミュニケーションズ(株)(以下:NTTCom)は、Auto-ID(オートID)ネットワーク技術仕様(アーキテクチャ)に基づいたICタグの実証実験を開始する。

Auto-IDラボ・ジャパンにより研究されているAuto-IDネットワーク技術仕様とは、膨大な数のICタグが流通していく中で、そのICタグに関する情報を異なる種類の複数ネットワーク上のどこにあるかを容易に検索し、その位置を教えてくれる(別紙参照)という、これまで単一のネットワークシステム上でしか情報・位置検索が機能しなかったICタグの仕組みをより飛躍させることができる技術。

この技術に基づいて、ICタグやそれに関するシステム・各種製品の相互接続性、互換性、相互運用性(インタオペラビリティ)の検証と実証実験をオープン環境で実施するのは、日本で初めての取り組み。

実証実験に至る背景とその概要
Auto-IDラボ・ジャパンとNTTComは、ICタグをコンピュータネットワークシステムによって認識するための仕組みであるAuto-IDに関するさまざまな実証実験を行ってきた。同時に、Auto-ID関連の各種ソフトウエア製品の開発が進んでいるほか、ICタグ自体も各種実験が行われるなど今後の急速な普及が見込まれている。

Auto-IDラボ・ジャパンとNTTComでは、よりオープンな環境でICタグが利用されることを視野に入れた実験を行うこととなった。具体的には、Auto-IDラボ・ジャパンで研究されているネットワーク技術の方式に基づいて、ICタグの属性情報を検索するための標準ネットワークを複数構築し、それらの接続実証実験やICタグに関する各種ソリューション製品における互換性の検証を行う。

実証実験の詳細
Auto-IDラボ・ジャパンで研究されているネットワーク技術の方式に基づき、NTTComの開発製品と市販のソフトウエアと、独立行政法人情報通信研究機構の小金井電子タグ実験ルーム内に構築したネットワークとの接続検証を行い、各種製品間の相互接続性・互換性の検証を行う。

Auto-IDラボ・ジャパンとNTTComでは、このたびの相互接続・互換性の検証環境に、ICタグに関する各種ソリューション製品を持ち込むなどして本実験に参加する企業・団体についても広く募集している。

検証予定項目
・Auto-IDネットワークアーキテクチャへの接続検証
膨大なICタグに対する情報検索のためのネットワークの相互接続を可能にし、ICタグのグローバルネットワーク構築を想定。

・各種製品間のインタオペラビリティの検証
ICタグに関する各種ソリューション製品における互換性の検証を行い、単一のICタグシステムでさまざまなソリューションを可能にし、ユーザの特性に応じた幅広いICタグソリューションを想定している。

・各種アプリケーションとの接続検証
ICタグに関する各種ソリューション製品と、既存のアプリケーションとの接続性を検証することにより、より多くのアプリケーションに対応したICタグシステムの下、容易にICタグのソリューションを導入できるようにすることを想定している。

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