米ウォールマート・ストアーズは、全米店舗内の薬局の24時間営業化を進めると。
薬剤師や処方箋の調剤に対するニーズは昼夜を問わず高まっており、現在の薬局の営業時間を約2倍に延長することで、売り上げ増を実現する狙い。
まず、同社の本拠地であるアーカンサス州の1店舗、テキサス州の4店舗の計5店舗で近く、試験的に薬局の24時間営業化を実施。消費者の反応を探り、担当従業員の意見などを聞いた上で、順次、ほかの店舗にも拡大する。
同社の店舗では現在、長期間、治療している患者のための医薬品のメールオーダーサービスや、慢性病患者のための特別な相談サービスなどを行っている。店内薬局は、国内49州の3千店で展開しており、1万人以上の薬剤師が勤務している。
店内薬局は、ウォールマートの主力店舗形態である標準型ディスカウントストア「ウォールマート・ストアー」、店舗が広く一カ所集中レジなどの特徴を持つ「スーパーセンター」、近隣型スーパーマーケットである「ネイバーフッド・マーケット」に設置。その多くは、車に乗ったまま薬を買うことができるドライブスルー方式を採用している。
