ウォルマートは、自社サイト上でEPC(電子製品コード)とRFIDの利便性やメリットをあらためて強調し、浸透への意欲を見せている。
EPCについては「従来のバーコードに捕縄によく似ており、そこには商品情報だけが含まれている。ただし、同じ製品でも、違う箱に入っていれば別々に認識することができる」などと流通上の商品モニタリングのメリットを指摘している。
RFIDについては「1940年から進化し続けてきた技術で、有料道路の認識システムや自動車の『キーレス』装置に既に活用されている。小売分野では、商品ケースやパレットが移動する際、タグからEPC情報を読み取る。結果として、商品の位置などをより確実に把握することができる」としている。
EPCとRFIDの両方のメリットについては、商品在庫の確保が正確になるほか、供給者側にとってコスト削減にもつながり、「エブリデイ・ロー・プライス(EDLP)」が実現するとしている。
また、プライバシー確保などの安全性の問題については、①ウォルマートとしては商品からいかなる消費者情報も能動的には取得しない②タグが「受動的」でそれ自体は電波などを発しない③商品購入後、タグを取り外すかどうか顧客が決定できる――点などを挙げて、懸念払拭に努めている。(翻訳)
詳しくは同社サイトを参照。
http://walmartstores.com/GlobalWMStoresWeb/navigate.do?catg=339