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アイ・ロジスティクス/広州に国際フォワーディング会社設立

2004年08月21日/未分類

伊藤忠商事(株)の物流事業会社である(株)アイ・ロジスティクスの香港法人はCEPA(中国・香港間の経済貿易緊密化協定)に基づき、このほど日系物流企業としては初めてとなる広州での独資物流会社の許可を中国中央政府商務部より受けた。

新会社の名称は「広州愛捷国際貨運代理有限公司」で、資本金は500万人民元で、営業開始後は、海上、航空貨物の国際貨物輸送代理(国際フォワーディング)を主たる業務としてその他付随する通関、陸運、倉庫業務も取り扱う。

営業開始日は、10月1日を予定しており、これまで中国において、独資での国際フォワーディングライセンスの取得は認められておらず、CEPAを使っての同ライセンスの取得は同社が日系物流企業としては初めてとなる。

現在の中国の規定(CEPAを使わない)は、物流分野では国際フォワーディングライセンスは2005年末まで全額外資出資法人は認められておらず、同社はあえて独資に拘り、外資に対する開放を待たず同ライセンス取得した。

今後同社は、独資のメリットを活かし迅速な経営方針を打ち出す事により、今後大きな需要が見込まれる中国物流マーケットにおいて、より戦略的な展開を行っていく。

同社の香港法人は今年2月にCEPAに規定される香港企業の認証を取得しており、広州地区は8月初旬には新国際空港が開港となり、また今後日系大手自動車会社の生産拠点として日系物流企業より注目を浴びている。

同社は、すでに中国内に香港法人を含めて2独資法人、2合弁法人、6事務所を展開しており、合弁会社としては青島法人がすでに国際フォワーディングライセンスを取得しているが、独資である新会社のライセンスを活用して支店展開による中国展開を加速している。

同社は、親会社である伊藤忠商事の中国内地場物流会社と今後同社が展開を加速させる国際フォワーディング会社との連携により同業他社に先行して、生産、消費両面の物流を獲得する狙い。

CEPA新会社の概要(予定)
会社名:広州愛捷国際貨運代理有限公司
登記場所:中国広東省広州市
登記資本:500万人民元
出資者:愛通国際物流(香港)有限公司100%
営業開始日:2004年10月1日
経営期間:20年
事業内容:国際貨運代理業務(通関業務、倉庫業務、国内運送業務)とNVOCC業務

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