新日本製鐵（株）と宝山鋼鉄株式有限公司（総経理艾宝俊）とarcelor社（社長GuyDolle）は、中国における3社の自動車鋼板合弁事業、宝鋼新日鉄汽車板有限公司を設立した。
宝鋼新日鉄汽車板有限公司は、中長期的な成長が見込まれる中国の高級自動車鋼板需要に応えるため、昨年12月23日に3社間で契約を締結した合弁会社で、その設立に向けて各種必要手続きを進めてきたが、正式に中国政府当局の認可を得て、営業許可証の発給を受けることができた。
本合弁事業により、新日鉄は、自動車用高級鋼板を急速に発展する中国市場を含む世界の主要地域で供給できる体制が整い、グローバル展開する自動車メーカーへの対応が更に充実する。
設備建設は順調に推移しており、2005年5月には予定通り営業運転を開始すべく、業務を進めている。
合弁会社の概要
合弁会社名：中国名：宝鋼新日鉄汽車板有限公司
日本名：宝鋼新日鉄自動車鋼板有限公司
英語名：Baosteel-NSC/ArcelorAutomotiveSteelSheetsCo.，Ltd.
事業内容：自動車用鋼板（冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板）の製造、販売
総投資額：65億人民元
登録資本：30億人民元
出資比率：（中方）宝山鋼鉄株式有限公司：50％
（外資方）新日本製鐵株式会社：38％、arcelor社：12％
立地：宝山鋼鉄構内（上海市宝山区）
スケジュール：2005年5月に生産開始予定
