川崎汽船（株）は、2007年第4四半期竣工予定の145,000m3型液化天然ガス（LNG）輸送船1隻につき、（株）川崎造船と造船契約を締結し、同時に当該LNG船に関し、エネルギー商社のJ&S Cheniere（J&Sシェニエール）社と最長10年間の定期傭船契約を締結した。
本船は単独で保有・運航する最初のLNG船で、保有に参画する32隻目、またグループ管理としては8隻目のLNG船となる。
本船はモス球形タンク145,000m3の積載容量を持ち、世界の主要なLNGターミナルに入港可能。傭船者は本船をシェニエールエナジー社の米国基地向けLNG輸送の他、今後活発化が予想される世界各地でのLNGのトレーディング（LNG生産者と需要家を結ぶ）に使用する意向で、汎用性の高い本船は傭船者の要望に適した効率的なLNGの輸送を実現する。
新造船概要：
全長:約289.5m
全幅:約49m
タンク形式・容量:モス型・約145,000m3
造船所:川崎造船
