日本SSAグローバル（株）は、昨年度買収した蘭Baan社と米EXE Technologies社の日本法人との経営統合の完了を宣言するとともに、2005年度経営戦略を発表した。
日本SSAグローバルは、8月1日から始まった2005年度において、統合後の新生「日本SSAグローバル」としての企業基盤を強化し、顧客から信頼される顧客中心主義の企業風土を醸成するため、「ソリューション提案能力の強化」「サービスレベルの均一化と向上」「幅広いサービスの提供」の3点に対して積極的に取り組んでいく。
社員のみならずパートナー企業の人材も視野に入れ、同社製品に関わるサービスレベルの均一化と向上を図るとともに、それぞれのパートナー企業の強みを活かした新たなネットワークづくりに注力する。
さらに、顧客ニーズを掘り下げ、質の高いソリューション提案をするため、製造業やロジスティクスなど「モノ」に関わる企業にフォーカスする。
そして、これらの目標を実現するため、柔軟性・拡張性に富んだ組織づくりを進め、今後、買収など組織に大きな影響を与えるできごとが発生しても、組織の機能低下を招くことなく短期間で安定し拡張できるような、ダイナミックな企業基盤を確立するとともに、組織の効率性を支える社内インフラのさらなる整備を進める。
また、「日本SSAグローバル」としての新たなブランド確立を最重要課題と位置づけ、これまで以上に積極的な情報発信に努める。
世界規模での業界再編が進む中、SSA Globalは「Acquire market share.Develop customer share.（市場シェアを買収によって拡大し、顧客との関係強化により顧客シェアを高める）」という企業戦略に基づく買収を進めてきた。
日本国内でも本社の買収に伴い、バーン ジャパン（株）とイーエックスイーテクノロジーズ（株）の経営統合を進め、8月1日より「日本SSAグローバル」として新たにスタートした。
日本を最重要市場のひとつと位置づけるグローバル戦略にもとづき、日本の製造業に貢献し、ともに飛躍できる関係構築を目標に、ビジネスをいっそう加速させていく。
2005年度経営戦略の骨子
営業戦略
ターゲット業界： 製造業を中心に、モノを取り扱う企業
（自動車、電気電子、機械、消費財、食品、医薬品、3PLなど）
営業方法： 直接販売と間接販売のバランスのとれた体制づくり
主力製品：
「SSA Baan ERP（次バージョンより「SSA ERP LN」）」
「SSA BPCS（次バージョンより「SSA ERP LX」）」
「SSA Warehouse Management」
製品統合： ERP製品を中核に、戦略製品を統合し、「拡張ERP」に進化
