王子製紙（株）は来年4月、王子物流子会社の再編を行なう。
物流グループのさらなる発展・効率化を目指して、倉庫・トラックのより有効な運用、営業の拡大、間接部門のスリム化等を図るためで、再編・合併を進めていくことによって、より一層の営業の拡大、復荷の獲得、効率的な配車が図られ、間接部門の合理化も推進され、年間約4億円の効果を見込んでいる。
再編後は、王子物流（株）が、王子グループの物流事業の統括、王子製紙・王子板紙の販売諸掛の一元管理および倉庫事業を行ない、王子陸運（株）はトラック運送業務に特化し、王子物流は元請けとなり受注、営業活動を行い、従来同様、両社は一体となって運輸事業を行なう。
なお、海運事業は、従来どうり王子海運（株）が行ない、合併後の王子物流グループの売上高940億円となる。
再編の方法は、王子物流（株）と富士臨海倉庫（株）が合併し、王子陸運（株）と坂東運輸（株）と三興運輸倉庫（株）が、合併する。
合併方式
・王子物流株式会社と富士臨海倉庫株式会社の合併
合併期日 ：2005年4月1日（予定）
合併比率 ：富士臨海倉庫の株式5株に対して、王子物流の株式3株を割り当てる
新資本金 ：1,434,000 千円（株式のみ割当て資本金の増加はなし）
存続会社 ：王子物流株式会社（合併新会社名も同じ）
・王子陸運株式会社と坂東運輸株式会社と三興運輸倉庫株式会社が合併
合併期日 ：2005年4月1日（予定）
合併比率 ：坂東運輸の株式500株に対して、王子陸運の株式1株を割り当てる三興運輸倉庫の株式25株に対して、王子陸運の株式1株を割り当てる
新資本金 ：60,000 千円（株式のみ割当て資本金の増加はなし）
存続会社 ：王子陸運株式会社（合併新会社名も同じ）
