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アスクル/名古屋物流センター(プロロジスパーク東海)新設・稼動

2004年09月15日/未分類

アスクル(株)は、同社初の東海・北陸地域の物流拠点となる「アスクル名古屋センター(プロロジスパーク東海)」を愛知県東海市に新設し、9月21日より稼動を開始する。

同センターは、物流施設専門の不動産開発会社プロロジスに依頼し、建設を進めていたもので、2002年4月に開設した「アスクルDCMセンター(東京都江東区青海)」に次ぐ規模で、同社にとって6棟目の大規模物流施設。

アスクルは、オフィス用品のカタログ販売で成長を続け、2004年5月期の売上げは1,277億円、取り扱いアイテム数も17,000アイテムを超えるなど、その物流取扱量が年々増大している。

そこで同社は、今後引き続き増大すると予想される取扱量に対応すべく、地域ごとの物流基盤の強化を図る目的で、東海地区に専用の物流拠点を設けることとした。

同センターの開設により、配送時間の短縮、配送コスト削減による配送効率の向上が図られ、これまで翌日配送だった名古屋市全域での当日配送注)を開始するなど、より一層のサービスの向上が実現する。

「アスクル名古屋センター」は、アスクルがこれまで培ってきた物流システムのノウハウを活かしながら、業務プロセス全体での最適化と生産性管理(プロダクティビティ・マネジメント)の強化という、従来のコンセプトとは違う、新しいコンセプトに基づき設計されている。

同センターは、今までの物流センターの設計思想であった最大出荷能力の発揮に主眼を置いた「ベルトコンベア方式」ではなく、日々の出荷量の変化に柔軟に対応出来る「カートピッキング方式」を採用するなど、新しい発想によるシステムの構築を行った。

また、運営管理を自社化(社内化)し、庫内QC活動の推進や個人評価制度の導入により、現場で働くスタッフの業務意識を高めるための環境整備を行い、次世代の物流品質と競争力の向上を実現している。

新カートピッキング方式の主な特徴
・出荷量に応じてカート台数が増減出来るので、最適な人員配置が可能
・JANコードと商品重量による二重検品により、トップレベルの出荷精度が実現
・ベルトコンベア方式と異なり、現場スタッフの作業工程が自己完結的で、作業バトンタッチも少ないため、高度な正確性・効率性・作業達成感のもとで物流品質が追求可能(プロダクティビティ・マネジメントの強化)。
・同センターでは、高効率の空調機器の採用、省エネ型照明器具や消燈スイッチのブロック管理、熱損失防止型の外壁や窓の採用、アイドリングストップ促進のためのドライバー待機室の設置等、各方面で環境配慮型の設計をした。

アスクル専用の物流施設として名古屋センターの開発から設計施工までを担当し、同センターを今後賃貸提供するプロロジスの山田御酒氏は、「業界の草分けでありリーダーであるアスクル様に、プロロジスの物流センターをご利用いただけることは、大変光栄でありまた誇りに思う。国内最大級で最先端のサプライチェーン・マネジメントを構築され、お客様のために日々努力し進化を続けておられる同社の姿勢を見習い、プロロジスもアスクル様の最高のパートナーとなるべく努力し、今後ともそのニーズにお応えしていきたい」と述べている。

アスクルは、新しい設計思想による名古屋センターの運営を通して、新たな物流マネジメント・ノウハウを学習するとともに、対象エリアのお客様への更なるサービスの充実を図っていく。

名古屋センターの概要
名称:アスクル株式会社名古屋センター(プロロジスパーク東海)
所在地:〒476-0002愛知県東海市名和町三ノ上13-1
電話:052-689-2100
開設日:2004年9月13日(月)
稼働開始日:2004年9月21日(火)
敷地面積:約5,700坪
建築面積:約3,100坪
延床面積:約9,800坪
建物階数:地上5階建
トラックバース:42バース
駐車場:80台
取扱商品数:約17,600アイテム
総投資額:約13億円(建物内機械設備・リース契約含む)
賃貸期間:10年

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