東武鉄道(株)は、連結子会社である(株)東武運輸栃木と(株)東武運輸新潟をプリヴェチューリッヒ企業再生グループ(株)のPZ運輸(株)(プリヴェチューリッヒ企業再生グループの100%子会社)に売却する。
譲渡の理由は、近年、陸運業界において規制緩和やトラックの速度・排ガス規制の強化等により競争が激化しており、このような状況下において将来にわたって優良で競争力のあるサービスを維持するためには、単なる貨物輸送ではなく、在庫管理、保管、備蓄、梱包等荷主企業の物流コスト全体の削減を提案できる「総合物流サービス」への転換が不可避となっている。
東武グループ内の事業は現在、平成14年1月に公表した「東武グループ再構築プラン」に基づき、選択と集中を進めている。
グループ内物流事業は、業界状況下において東武運輸(株)を核とする再編を進めており、ついては、東武運輸栃木はグループ内エリア重複整理の観点から、、東武運輸新潟は経営資源の沿線集約の観点から、売却することとした。