(株)CFSコーポレーションは、イオン(株)と平成12年4月に開始した業務・資本提携を平成16年10月8日をもって解消した。
なお、業務・資本提携の解消にともなう株式の相互保有関係の解消についても申入れ、業務・資本提携の解消にともないイオンウエルシア(株)と同社との間の商品の開発・販売等に関する提携も同時に解消した。
同は、平成12年4月にジャスコ(株)(現イオン)との間において食品スーパー事業とドラッグストア事業における協力関係を構築するため業務提携関係に入り、同時にこの業務提携関係の円滑な推進を図る等のため資本提携した。
また、この業務提携関係を踏まえ同社はイオン・ウエルシア・ストアーズの一社として平成13年9月にはイオンウエルシアとの間において医薬品等の商品の開発・販売に関する提携をした。
しかしながら、経営環境が大きく変化するなかで、同社が目指す経営の方向性を改めて社内外に明確にするとともに、同社の事業展開の基盤の整備・強化を通じ、業績改善・経営改革を図っていく必要があること、そして同社の収益構造を大きく変えていくために必要とされる業態特性の転換は、イオンの進めるグループ戦略構想や事業展開の考え方とは相容れないものがあった。
今後事業の発展強化を図るには、一旦提携関係を白紙解消とすることが不可欠と判断し、慎重に検討を重ねた結果、業務・資本提携を解消させ、両社の協力関係は、すべて提携前の関係に戻し、今後とも継続していくこととした。
業務提携を推進しより緊密な関係を築くために、業務提携にあたり資本提携を行い、その結果イオンは同社の普通株式449万株(発行済株式総数に対する割合15.01%)を現在保有しているが、全株式を同社に戻してもらうよう申入れている。
また、業務提携の解消にともないイオンより受け入れております非常勤取締役・監査役には辞任いただくことも併せて申し入れている。
同社は、イオンと同社グループの「トップバリュ」、「ウエルシア」ブランド商品を販売していたが、平成16年10月8日現在の在庫販売完了をもって、これらの商品の販売を終了する。
これらの商品の販売取扱高は年間で約25億円(同社の売上高の約1.7%相当)だが、代替する商品の販売も予定しており、業績に与える影響はない。またイオングループのショッピングセンター等での店舗営業も、商業ベースに則り継続する。