日本出版販売（株）は、（株）パピレスが開発・運営する電子書籍販売支援システム「イーブックバンク」の営業活動を10月よりスタートした。
電子書籍販売支援システム「イーブックバンク」は、デジタルコンテンツの販売経験のないWebサイトでも簡単に電子書籍を販売することが可能となるサービスで、現在、コンテンツ数・売上共に日本最大の電子書籍販売サイト運営会社であるパピレスが、システムの開発・運営を行っている。
電子書籍の販売を開始するためには、コンテンツの調達は、配信サーバー、ネットワークの構築など、業務的・システム的な負担が非常に大きく、販売開始への障壁ともなっている。
「イーブックバンク」では、これらのWeb上での販売に必要なシステムを提供するだけではなく、コンテンツの提供・サイトの作成も同時に行うことができ、これにより必要最低限のコストですぐにデジタルコンテンツを販売することが可能となる。
日販は、これまで電子書籍などの関連業務として、電子書籍サイトの出版社への支払代行業務を行ってきたが、「イーブックバンク」の営業活動を行っていくことで、電子書籍関連業務を拡大していく。また営業活動を通じて、読者の電子書籍に対する認知度を上げ、「販路拡大」「コンテンツ数拡大」「既存出版流通とのシナジー」による電子書籍市場の一層の活性化を図っていく。
