（株）大庄は、平成16年8月期決算短信(連結)の中長期的な経営戦略及び対処すべき課題で、仕入・物流体制の再構築を掲げ、地方でのドミナント展開も含めたグループ1,000店舗構想に向けて、子会社の（株）ディ・エス物流を中心にグループ全体にとって最適な仕入・物流体制の実現のために、事業拡大と業務の効率化に取組んでいくとしている。
また、「生産者の顔の見える安全・安心な食材」を求めて仕入担当者自らが直接生産地に出向き、食材のトレーサビリティ（生産履歴）を十分にチェックした上で仕入管理を行い、品質の安全性確保に努め、社会的責任を遂行していく。
経営成績でも、平成15年10月にスタートした伊藤忠食品（株）との酒・飲料の仕入物流業務の一括委託は順調に推移しており、事務効率化とともに仕入コストも確実に低減しているとしている。
平成16年5月に同社グループにおける食材等の運送事業を行う子会社の（株）大運と（株）ノース・ウインドは合併を行い、（株）ディ・エス物流と商号を変更して業務の効率化と事業基盤の拡大を図った。
来期の見通しでも、積極的な営業・販促活動による既存店対策の強化、仕入物流体制の革新による原価率の低減、グループ管理の強化とスケールメリットを生かしたコスト削減、採算性や資本効率を重視した店舗投資の推進等を実施し、経営基盤の拡充を図っていく。
