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NEC/携帯電話に位置情報などを提供する無線情報標識を開発

2004年10月20日/未分類

NECは、ブルートゥース無線通信の接続機能を持つ携帯電話や携帯端末に、その地点の位置情報などを提供する無線情報標識「インフォサイン(TM)」を開発した。

「インフォサイン」は、地下街や建物内などGPS衛星の電波が届かない場所で微弱な電波を発信することにより、数mから数十mの範囲の複数の携帯電話端末や携帯端末に、位置情報やホームページのアドレス、店舗の案内情報などを提供することができる。

街路などの屋外で使用可能な防水ケースに収納し、商用電源のほか太陽電池からの電力供給もできるため、本無線情報標識の設置・保守を容易に行える。

位置情報、店舗情報など、インフォサインの内部情報の更新をブルートゥース通信で行うため、本端末をブルートゥース付き携帯電話などでサーバに接続することにより、地点別に一元管理されているコンテンツをそのままダウンロードすることができる。

従来、地下街等ではRF-IDタグや二次元バーコード等を利用した位置情報の取得も提案されていたが、これらの方式では、情報取得のために利用者は一旦立ち止まらなければならず、円滑な歩行者ナビゲーションにはあまり向かない、という課題があった。

「インフォサイン(TM)」は、ブルートゥースという無線通信方式を利用し、歩行者の速度に合わせた広さに通信範囲が設定できるので、歩行者を立ち止まらせずにスムーズに情報を提供することができる。

また、自治体などが道路に情報機器を設置する場合、歩道を掘り返し電源線や通信線を敷設するなど、土木や通信の工事費がコスト要因となり、インフラ整備の障害のひとつとなっていたが、開発した無線情報標識は太陽電池が使える場合、土木工事等を行わずに設置することができる。

NECは今後、この無線情報標識を用いてGPS衛星の電波の届かない都市内峡谷(アーバンキャニオン)などでのバリアフリー情報や店舗情報、観光情報などの携帯端末向けの位置情報ソリューションを提供する。

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