カゴメ（株）は、合弁パートナー4社と、イタリア共和国カラブリア州において冷凍食品を生産・販売する合弁会社「VegitaliaS.p.A.(ベジタリア株式会社)」を設立し、2006年秋からの商品供給体制を整えるため、工場建設の準備を開始した。
合弁会社の資本金は10百万ユーロ（約13.5億円）で、カゴメは35％を出資し、筆頭株主のひとつとなる。
この合弁会社は、良質なイタリア野菜の生産地である南イタリア・カラブリア州という地域で、カゴメがもつ技術力と、パートナーがもつ現地ネットワークや原料調達力とを最大限に活用し、イタリア野菜を中心とした高品質な冷凍食品を生産・販売する会社となることを目指して設立する。
カゴメは業務用事業分野において、1998年よりイタリア野菜に焦点をあて、グリルしたイタリア野菜の冷凍品を販売するなど独自の商品展開を行い、順調な売上拡大している。そして最近ではその商品範囲を広げ、これら特長ある素材を日本国内で調理し、完成品として仕上げた冷凍食品の販売も開始している。
事業計画では、契約栽培によって栽培されたイタリア野菜を、日本の厳格な品質管理のもとで最適な方法で加工し、簡便性を備えた付加価値ある冷凍食品として、EUの業務用・産業用市場を主たる販売先として事業展開を行います。2010年度の売上規模としては、約45億円を計画している。
合弁会社の概要
商号：VegitaliaS.p.A.(ベジタリア株式会社)
代表者：代表取締役社長GiorgioTenuta（ジョルジョ・テヌータ）
所在地：イタリア共和国カラブリア州サンマルコアルジェンターノ市
生産開始予定2006年4月
主な事業内容：イタリア野菜を中心とした冷凍食品の加工・販売
決算期年1回12月
従業員数200名（予定）
資本金10百万ユーロ（約13.5億円）
