新日本製鐵(株)とBHPBilliton社は、鉄鉱石・原料炭・マンガン等の新規鉱区の開発、既存鉱区の拡張等に関する共同事業化と海上輸送におけるコンビネーション輸送(共同配船)を通じた協力、さらに鉄鉱石・原料炭使用に関する共同研究の充実・強化の可能性など戦略的提携の検討を行うことについて、基本合意した。
両社は、近年の鉄鋼原料貿易を取り巻く大きな環境変化を踏まえ、将来の更なる協力関係と相互利益の実現を図ることを目的として合意した。
今後、両社は、ワーキングチームを作り、対象プロジェクト・検討テーマの選定を行うが、新規鉱区の開発・既存鉱区の拡張に関する協力の可能性についても検討する。
なお、今回の提携検討開始に先立ち、両社は、海上輸送において、新日鐵の子会社である日鉄海運(株)の船舶を活用した太平洋・大西洋間のコンビネーション輸送について合意している。
合意内容
契約開始2005年前半
積荷/荷主往航(東豪州石炭→欧州)/BHPBilliton
復航(主にブラジル鉄鉱石→日本)/新日鐵
使用船舶T.B.N.(日鉄海運保有船NSSBONANZA(17万tバルカー)等)