三洋工業株（株）は平成17年3月期中間決算短信の中長期的な経営戦略のなかで、経営コスト引下げ策として、海外からの調達と共に内製化や無人化システムによる生産性の向上により販売原価を引下げ、物流の効率化と業務処理の集約化を重点に経費の引下げを進めていくとしている。
経営成績のなかでも、経営コスト引下げ策は、物流の効率化と業務処理の集約化を進めるとともに、販売原価引下げのため海外からの調達に取り組んできたとしている。
物流の効率化は、東京配送センターの整備による関東地区の直送体制の強化と出先営業所における物流業務の省力化を図る一方、大阪府八尾市に関西物流センターを新設し、直送体制整備によるコスト削減を進めている。
業務処理の集約化については、関東3工場の業務処理を一層システム化するとともに、新たに本社に事務センターを新設し、支店業務の集約化を進めている。
海外からの調達でも、価格競争力を向上させるため、一部オフィス用床下地材を中国から輸入することにより、鋼製OA床下地材の原価引下げを図っている。
